目的
数値解析と計算科学は,どちらも計算機を用いた数値シミュレーションによって現象を理解する,と言う点では同じ目的を持っていると言えます.しかしながら,
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数値計算の精度をどのように評価すべきか,安定に数値計算できていることをどのように保証すべきか,物理的な性質を保つ数値計算をどのように実現すべきか,といった知見を他の分野でどう活かせるかを知りたい数値解析の研究者
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計算結果がどの程度妥当なのかを,物理的・化学的妥当性やある種の経験則などの普段用いている手段以外にも,少し違った角度からの評価手段を知りたい計算科学の研究者
は,互いの知見が有効活用できるにも関わらず,双方が基本的なところから忌憚なく議論できる場所は限られていると思われます.そこで互いの知見を交換する場を設けることによって,現象を数値的に理解することに対する数値解析と計算科学双方の研究者が協働できる機会を創ることを趣旨として,本ワークショップを企画しました.
ご興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら,ぜひ,ご参加頂ければと存じます.
参加を検討されている皆様へ
福岡市内中心部の宿泊施設が満室に近くなっています.参加を検討されている方は,早めに宿泊施設を確保されることを強くお勧めいたします.
ワークショップ幹事 (50音順)
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太田 幸宏 (日本原子力研究開発機構 システム計算科学センター)
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田上 大助 (九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所)
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森田 善久 (龍谷大学 理工学部)
共催 (50音順)
謝辞
本ワークショップは
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龍谷大学 科学技術共同研究センター
2015年度研究プロジェクト「自己組織化現象の数理的視点からのアプローチ」
(代表:四ツ谷 晶二)
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科学研究費補助金 基盤研究(B) (課題番号: 26287025; 代表: 森田 善久)
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科学研究費補助金 基盤研究(C) (課題番号: 15K05002; 代表: 田上 大助)
の援助を受けています.